出版社内容情報
故宮博物院 第2巻 ―南宋の絵画
自然観察によって情景を克明に再現しながら、現実を超え、理想の光景に迫ろうとした宋代の水墨山水画。金の侵攻によって都を遷し、元の勃興で滅亡するまでの間、150年にわたる南宋時代に生まれた、画人たちの洗練の技。
内容説明
余白の大気に、選びぬかれた描線に詩情をこめて。李唐・劉松年・馬遠・夏珪。杭州を舞台に展開した宮延絵画の軌跡。
目次
南宋絵画の展開
近景へのまなざし―杭州をめぐる絵画
文物解説
文物への視点 「唐絵」としての南宋絵画―日本で切断された名画
essay唐山遠望 絵の中に、命の響き