出版社内容情報
暴力的手段を通して政治システムの全面的変更，経済・社会システムの根柢的変革を結果する体制変動が革命といえよう．本書は１８世紀のフランス革命から１９８６年のフィリピン革命に至るさまざまな事例を通して，政治現象としての革命の普遍的特徴を捉える．
内容説明
本巻は近・現代史上に観察された革命を対立、標的、目標、動因、象徴、指導、主体、手段、正当化、反作用の要素からみて体系的に比較分析し、政治現象としての革命の普遍的な特徴を抽出しようとするものである。
目次
序章 革命の弁証法
第１章 政治変動と革命
第２章 革命のパターン変容
第３章 革命のイデオロギーと象徴の機能
第４章 革命指導とカリスマ
第５章 革命の組織と政・軍関係
第６章 革命の補助組織と外国援助
第７章 革命のリソースと戦術
第８章 革命の合法化
第９章 革命の反作用
第１０章 反乱と政治発展
