出版社内容情報
日本封建社会の生成・発展過程を一貫して追求、封建社会の世界史的運動法則を示し、日本的特質をとらえる、戦後中世史研究の記念碑的業績。<初版1955年>
内容説明
本書では、自分の仕事をもふくめて、従来の個別研究の成果をできるだけ整理しつつ、比較的大づかみに、日本封建社会の生成・発展の過程を一貫して追求し、その発展段階を明らかにするなかで、封建社会の世界史的な運動法則がいかなる形で貫徹し、また、そのなかにいかなる形で日本的特質がうちだされてくるかを考えようとした。
目次
第1章 序説・研究史と問題の所在
第2章 封建制形成の前提
第3章 農奴制=領主制の生成
第4章 封建国家の形成
第5章 補論・中世的政治形態の展開と天皇の権威
結び 日本封建社会の構造的特質に関する若干の論点
著者等紹介
永原慶二[ナガハラケイジ]
1922年大連に生れる。1944年東京大学文学部国史学科卒業。現在、一橋大学名誉教授
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