出版社内容情報
世界体制としての帝国主義を解明し,その矛盾が大戦,革命に帰結する過程を検討.〈執筆〉吉岡昭彦・富永智津子・永原陽子・小松久男・小島淑男・杉原達・長沼宗昭・秋田茂・三宅立・高田和夫・木村靖二・伊藤秀一・清水正義・小沢弘明・中井和夫
内容説明
分割・支配される社会と民衆の側から世界体制としての「帝国主義」を解明しこの体制が矛盾のはけ口として世界戦争を引き起こしロシア革命に帰結していく総過程を今日的視点から再検討する。
目次
1 帝国主義列強の支配と抵抗運動(「大不況」とヨーロッパ列強;世界分割とアフリカ・東南アジア・オセアニア;南アフリカ戦争とその時代 ほか)
2 第一次世界大戦(第一次世界大戦の構造と性格;ロシア革命;ドイツ革命とオーストリア革命 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Toska
5
中井和夫「ウクライナ人とロシア人」、高田和夫「ロシア革命」、小松久男「一九〇五年前後の世界 ロシア・ムスリムの視点から」が目当て。伊藤秀一の「第一次世界大戦とアジア・アフリカ」も中央アジアの動きを主題としており、予想以上にロシア帝国度の高い論集だった。世界大戦の負荷に耐えられなかったロシアが崩壊する過程で、民族や宗教も大きな断層となっていたことがよく分かる。ただそうなると、ほぼ同じ条件下にありながら戦争を勝ち抜いたソ連とはどこが違っていたのか、考えざるを得ない。2023/12/29
A.Sakurai
1
19世紀末から第一次世界大戦まで、帝国主義全盛時代を、主に帝国主義に蹂躙された側から見た論文集。中央アジアとロシアの論文は小松久男さんの短いものが一編。ロシア内部のムスリムの解放を手探りしたムスリム知識人の記録を中心にしている。あと第一次世界大戦中の中央アジアでの反乱を扱った伊藤秀一さんの論文。帝政ロシアの内部文書をソ連時代に公刊した資料が元だという。★帝国主義のメカニズムはどうしてもピンとこない。現代だって同じメカニズムは動いているのだが、資本主義と民族主義の心性が腑に落ちないからだろう。2013/03/19
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