出版社内容情報
東京大学理学部附属植物園--通称「小石川植物園」は,日本植物学の歩みの舞台である.当植物園のイチョウから世界で初めて精子が発見され,学説史上にも画期的なできごとであった.古典籍や植物画など豊富な資料で歴史をひもとく.
目次
日本の本草学の歩みと小石川薬園の歴史
植物学教室が小石川植物園にあった
精子発見とその意義
おし葉標本とハーバリウム
黎明期の日本植物研究
東京大学植物標本室に関係した人々
小石川植物園と分類学
小石川植物園と組織培養
植物園と系統保存事業
小石川植物園の一般への公開〔ほか〕