文化心理学―理論と実証

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文化心理学―理論と実証

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130111065
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3011

出版社内容情報

世界的に文化心理学研究がさかんになりつつあるが,中でも,日本の貢献は包括的で独特のものである.本書は,文化心理学の理論を概観するとともに,文化の中での人間形成のありさまを実証的に研究した成果をまとめて一望できる最初のものである.

内容説明

本書は、「理論編」と「実証編」から成っています。心理学における「文化」の位置づけ、文化研究における意味体系などを含む文化心理学の理論の概観を行なう第1部と、さまざまな問題領域での“文化のなかの人間、その発達・形成”の様相をそれぞれ実証的研究にもとづいて論述する第2部です。さらに、コメント論文を加えています。

目次

第1部 文化心理学の理論(心理学と文化のかかわり―歴史のなかから;文化心理学とは何か;文化心理学における「意味」)
第2部 文化心理学の実証的研究(自己と他者―文化による構成プロセス;自立と協調―文化的・発達的課題と文化的帰結;認知と実践―その文化的枠組み)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yurari

2
各章に対しコメンテーターが批評するという面白い構成。しかし内容はso what? というものが多かった。実験結果を単に比較しても、だから何なんだ、と思ってしまう。唯一面白かったのはネパールの修理工房での各メンバーの役割と状況に応じた対応について述べた12章。学校教育への示唆もあり興味深かった。「即興的、状況的に組織化された学習の機会をとるべき」「教育のカリキュラムという定式化ではなく、様々な活動や学習の機会の展開の可能性をアレンジする、学習環境のデザインという定式化が必要」2021/07/27

モック

0
論文形式で難解。文化人類学や社会心理学などのある程度の知識が必要。その分この本の知識量は大きく、文化心理学と社会心理学の道に進もうとしている方には是非読んで頂きたい。2012/08/22

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