出版社内容情報
征韓論、一揆、士族反乱、民権運動命がけで(国造り)に参画した男たち
内容説明
征韓論、一揆、士族反乱、民権運動、命がけで「国造り」に参画した男たち。
目次
プロローグ 物語の競合と統合
1 公論と勅命
2 郡県と封建
3 富国と強兵
4 国憲と民権
5 帝国憲法と教育勅語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maimai
9
再読。情報量が多い割に記述が淡々としている。また、必ずしも読み易い文章ではないので、第1巻に比べると読み切るのに時間がかかった。太平洋戦争開戦にいたる5巻の中で、この巻が最も晦渋だったというのが、前回読んだときの印象だが、今回もやはり同じ感じを受けた。考えてみれば当たり前のことだが当時の国際情勢もそれなりに複雑で、それが国会開設なり憲法制定なりといった明治国家の内政の成り行きにも大きく作用していたというあたりの記述が、大変興味深かった。2019/01/30
RY
1
素晴らしい本だと思う。早逝されたことが惜しまれる。
MIRACLE
0
○(安心して読めた。本書には史料を解釈する一貫した論理(筋)がある。ただし「ちなみに」「ところで」「なお」などの補足が多くて、うっとうしい。読書のリズムを乱していることを、著者は自覚すべきだろう。)2011/02/26