チェーホフ全集 〈11〉 - 小説(1897~1903) 戯曲 1

チェーホフ全集 〈11〉 - 小説(1897~1903) 戯曲 1

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  • サイズ 新書判/ページ数 479p
  • 商品コード 9784124021714
  • NDC分類 988
  • Cコード C0397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

1
『箱にはいった男』:表題から真っ先に思い浮かんだのが、安部公房でした。読んでみて、その予想は良い意味で裏切られましたが、箱というモチーフは、外界から自分自身を守る防護装置を意味しており、古今東西共通する概念であることが分かり、興味深く思いました。 チェーホフは、この「箱男」というイメージは、チェーホフの作品に以前も登場しています。『六号室』のラーギンです。彼も、外界から固く心を閉ざしていました。しかし、ラーギンと同様、ベーリコフは死を迎えます。それが象徴する意味も、ラーギンの場合と同様であると思います。2006/08/10

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