内容説明
戦後日本の安定と幸福を象徴した「長嶋」。その天衣無縫な明るさは何に根ざすのか。長嶋茂雄というパーソナリティをさまざまな学問から解析して、人気の謎に迫った本邦初の秀作論文集。
目次
1 神話(長嶋と王、戦後日本のスター・ヒーロー;人間長嶋茂雄へのセレナーデ;長嶋茂雄の「笑顔」を消すことは戦後民主主義を潰すことだ ほか)
2 幻想(仮想現実としての長嶋茂雄;長嶋=義経型敗退は必然;長嶋茂雄へのラブコールを嗤う ほか)
3 自らを語る(長嶋茂雄はいつから『長嶋茂雄』になったか)
著者等紹介
織田淳太郎[オダジュンタロウ]
本名・石塚紀久雄。スポーツライターとしてノンフィクション、小説の両分野で活躍中
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