出版社内容情報
空、地上、海……それぞれの場所で生き続ける「彼ら」が「スカイ・クロラ」の世界を語る――森博嗣の人気シリーズ、待望の番外短篇集
内容説明
綺麗だ。濁ったものはここにはない。なにもかも、消えてしまったから。美しい。空しかない。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月7日愛知県生まれ。某国立大学工学部建築学科助教授のかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
37
スカイクロラシリーズ番外編の短編集。時系列も主人公もバラバラだし謎が解明されるわけではないけれどシリーズそのままの透明感のある雰囲気。謎はあえて答えを出さなくても良いのではないかなという気がする。2017/11/20
coco夏ko10角
32
シリーズ6/6 8つのお話収録の短編集。それぞれ語り手も時期も異なる。読む前に期待していた以上に色んなことが分かったりモヤモヤがスッキリしたりと満足。まだまだ考える部分もあるけど…。このシリーズ二周目以降も面白いだろうな。装丁も素敵だし、書庫の単行本コーナーに並べてずっと大切にしたい。2016/12/27
神太郎
30
スカイ・クロラシリーズの短編集。今までメインとしてスポットが当たらなかったササクラやカイが視点で世界観が語られたり、スカイ・クロラシリーズのエピローグが描かれたりとシリーズの総決算であります。装丁はハードカバー版のほうが好きですし、読後感も正にこの装丁のように晴れやかで美しく終わります。なかなか難解な設定ではありましたが、読者に想像の余地を多少残しつつ、答を置いていってくれた森さんに感謝です。2023/08/24
犬こ
21
映画化されましたが、シリーズものだから本書から読んではいけなかったのね(^^;)どうりで、よく分からなかったわけでした。2016/10/10
NORI
20
シリーズを補完する短編集。一人称ではなくなっていたので誰なのかこんがらがってしまう。しかし脇役だった人物がメインのお話しもあり楽しめた!ふわふわ浮遊感漂う文章で夢か現なのか分からなくなりそうで、、これが森博嗣なんですよね。最後の「スカイ・アッシュ」が特に良かった😊2022/05/28
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