出版社内容情報
フロイト、ヴァレリ、ダビンチコードまで。万能の天才、魔術師、錬金術師、秘密結社首領など創られた伝説の系譜を西洋思想の地下水脈から検証。
内容説明
万能の天才、魔術師、錬金術師、秘密結社の首領…。ルネサンス以降、様々な妄想により紡がれた伝説の変容を西洋思想の地下水脈から検証する。
目次
序章 ダ・ヴィンチはいかにして秘密結社のリーダーになったか
第1章 レオナルドの物語
第2章 すべてはプラトンから始まった―一五、一六世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
第3章 バロックと近代とフリーメイスン―一七、一八世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
第4章 ロマンティシズムと高踏派、エゾテリスムとオカルト―一九、二〇世紀とレオナルド・ダ・ヴィンチ
第5章 そしてダ・ヴィンチ・コード―二一世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ
終章 ルーヴルで考えたこと
著者等紹介
竹下節子[タケシタセツコ]
東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。比較文化史家・バロック音楽奏者。フランス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SKH
9
ダ・ヴィンチ解析。虚像は時代をまたぎ世界規模にまで広がり、複雑化。さすが、万能の天才。2014/10/31
中島直人
2
(図書館)読了2024/02/02
i-miya
2
左利きの鏡文字、ミラノ17年間、最後の晩餐、フレスコ画法使わず、新技法、テンペラ画、フィレンツェ、メディチ家、1389-1464、孫、ロレンツォの時代、ミラノ、実力者、ルドヴィコ・スフォルツァの下、ジローラモ・サヴォナローラ、カトリック原理主義、自然のメカニズムの解明、1499 ミラノ陥落、フィレンツェへ戻り6年、再びミラノへ、1513 ローマへ、1513 レオ10世、教皇に、メディチ家から初、1517 フランスへ、マルティン・ルター、宗教改革、岩窟の聖母、ルーブル 1483-86、ロンドン 1503-02006/09/04
ゆずこまめ
1
思っていたよりも真面目で、いい意味で地味というか真摯な内容だった。 ダヴィンチコードの影響?で魔術師の親玉みたいになってしまったダヴィンチを、また素直な目で見られるようになります。2019/04/23
(まだない)
0
(2006/08読了)2006/08/31