鉄の棺―Uボート死闘の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 522,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031083
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

連打する探知音、炸裂する爆雷、艦は海中に翻弄される棺と化した。大戦末期、連合軍の執拗なUボート狩りを生き延びた艦長自らが綴る壮絶な闘いの記録。

目次

第1部 栄光の日々
第2部 頭上の地獄
第3部 惨禍と敗北

著者等紹介

鈴木主税[スズキチカラ]
翻訳グループ牧人舎代表。1934年東京生まれ。10年の出版社勤務を経て1970年からフリーの翻訳者となり、現在にいたる。主としてノンフィクションの経済・時々問題、歴史、伝記などを手がける。『栄光と夢』(全5巻、ウィリアム・マンチェスター著、草思舎刊)で翻訳出版文化賞を受賞。主な訳書に『大国の興亡』『日はまた沈む』『文明の衝突』『キッシンジャー【最高機密】会話録』『「大崩壊」の時代』など多数。著書に『私の翻訳談義』(朝日文庫)、編著に『私の翻訳図書館』(河出書房新社)がある
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感想・レビュー

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スー

20
18ヴェルナーはUボートが猛威をふるった41年から終戦まで潜水艦に乗り生き延びた艦長のひとりで艦長になった時は潜水艦にとっては厳しい時期だった為に1隻も沈められなかったがシュノーケルも無い旧式艦で切り抜けた。ノルマンディー以後の緊迫感とイギリスの駆逐艦と魚雷挺が待ち構える中で海底を這い船底をこすり潮流に乗っての脱出劇はとても読みがいがありました。未熟な機関長の操船で船首を海底にぶつけ魚雷発射管の破損と敵前で突如浮上しあわやの体験と空襲で破壊された母国と戦争を感じさせないフランスとの格差等とても印象深かった2020/01/29

ぞだぐぁ

3
WW2で潜水艦の乗組員になり、終戦時には艦長になっていた一人のドイツ海軍士官の回顧録。 注釈がページ毎に入っていて、彼の記憶の誤りや盛ったであろう内容にも記録ではこうなので~と指摘されている。 大戦の華々しい頃から中盤から末期にかけての苦しい状況、さらに収容所から脱走するまでが書かれている。2021/10/18

8bunbun

1
ドイツ人青年のUボートから見る大戦の様子。ホロコーストの大きな物語の別のところにある物語は一人の歴史に翻弄された記録として意味を持つ。潜水艦のことはわからず、忍耐で読み続けた!戦争はダメぜったいーーーなのになー2025/01/09

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