風塵抄〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784120025747
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「日本に明日をつくるために」21世紀への痛切な思いと愛をこめて「ひとびとの心」の在りようを訴える。

目次

兵庫船
日本国首相
真珠湾
議論(ディベイト)
鼻水
写真家の証言
窓を閉めた顔
電池
悪魔
地雷〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

87
前作に引き続いて風塵の如くを語っていました。ちょっと昔の日本や日本文化、日本人のあり方について思う由無し事がつらつらと紡がれています。昔に想いを馳せることで憂うものがあるように思いました。かつての日本から今の日本を見つめるといったところでしょうか。歴史を見つめてきた著者だからこその想いがあるような気がします。2016/10/15

よみ

7
九十年代前半に書かれた随筆集。明治の話題が多めですが、北方領土問題やオウムについての記述もあり。 2018/07/26

半木 糺

5
最晩年の司馬遼太郎の随筆集。オウムや住専問題、阪神大震災など、晩年の司馬を悩ましたであろう諸問題に関する文章が収められている。バブル崩壊後の醜悪な(と司馬は捉えていた)日本と日本人への絶望が文章の端々から感ぜられる。2016/12/24

ろかす

1
古本屋でジャケ買い。まったく、どれも名文じゃないか。 日本や世界の現状に嘆息し、歴史にその答えを求め、比較し、揶揄する。そして、バナナについて考える。 コラムだから各回は短いけど、毎回その文章の美しさにため息が出る。 司馬さんの本は青春期に『竜馬がゆく』を読んで以来、何冊か読んでいるけど小説ばかりだった。改めてその文章の巧さに惚れた。余韻を残す文章の閉じかたがよい。『以上、バナナの精神史を思って、濁世からうける落ちこみをまぎらわせることにする』 78.バナナ 以下、名文。85.97.117.118. 2025/05/11

黑猫

1
2000年11月22日読了2000/11/22

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