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絶叫城殺人事件

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106026522
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

黒鳥亭、それがすべての始まりだった。壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘…。殺人事件の現場はそれぞれ、独特のアウラを放つ館であった。臨床犯罪学者・火村英生と作家・有栖川有栖のふたりが突きとめた、真相とは。そして、大都市を恐怖で覆い尽くした、猟奇的な連続殺人!影なき殺人鬼=ナイト・プローラーは、あの“絶叫城”の住人なのか!?本格推理小説の旗手が、存分に腕を振るった、傑作短編集。

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年、大阪生れ。89年、『月光ゲーム』にてデビュー。作品の高度な論理性から、「90年代のクィーン」との評価を受ける。92年発表の『双頭の悪魔』で、フーダニットにおけるひとつの頂点を極めた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

34
仕事始めからお疲れモードの頭だからか、もしくは有栖川有栖作品に飽きてきたのか、短篇集だからかいろんな要素が混じり合っているからだろうけど、頭にすんなり入らずに表面だけ読んだ感じになってしまった。。。2014/01/09

タカギ

30
再読。変わった建物で起きる殺人事件の短編が6つ。連作ではない。表題作の中の、〈心の闇〉って言葉が怪物を作ったんだってよ、というエピソードを強烈に覚えている。あと、アリスがゲームには時間を食われるから封印した、ということ。これは正解だと思う。「黒鳥亭殺人事件」は、『アリとキリギリス』のキリギリスは卑劣だから嫌いだという意見と、〈二十の扉〉の答えが秀逸だった。良い短編集だと思う。2020/11/23

そのぼん

30
本格ミステリーの短編集でした。 『雪華楼殺人事件』と、『絶叫城殺人事件』とが印象に残りました。2012/06/29

星群

24
短編と知らずに、読み始める。偶然が重なった事件が多いねとか、思いながら最後の「絶叫城事件」で、思わす絶叫!のち、嗚咽、切なすぎる。流石・・・。2017/10/18

りんご

23
質が高く満足できる短編集だった。全てのタイトルに殺人事件が入っているところに統一感があって好き。『黒鳥亭殺人事件』は作品全体の暗い雰囲気と無邪気な真樹の対比が巧妙だった。『紅雨荘殺人事件』は登場人物のとある行動の動機が秀逸。意外なのに説得力がある。『絶叫城殺人事件』はゲームを模した通り魔事件という刺激的な内容にも関わらず、推理はあくまで論理的でオチは皮肉が効いている。またどの短編も推理だけでなく、心理描写や情景描写が上手くて読み応えがあった。2020/11/30

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