しゃぼん

吉川 トリコ【著】

新潮社（2004/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 173p／高さ 20cm
• 商品コード 9784104725014
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

少女でもおばさんでもない。ずっとこのまま、女の子でいたい…。わたしたちの気持ちを描く新しいガーリー作家誕生！第３回Ｒ‐１８文学賞大賞・読者賞ダブル受賞作品も収録。

著者等紹介

吉川トリコ［ヨシカワトリコ］
１９７７年生れ。十代の頃から創作をはじめ、２００１年からＷｅｂやメールマガジンなどで作品を発表、０４年「ねむりひめ」で第３回「女による女のためのＲ‐１８文学賞」の大賞・読者賞をダブル受賞した。名古屋在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tokkun1002]

【女による女のためのR18文学賞2004大賞読者賞ダブル受賞作品】デビュー作。部分的には再読。受賞作「ねむりひめ」の彼女を理解することは無理。壊れている。非エロの表題作「しゃぼん」が良い。2話目とのリンクもある。エロは2作、然し色っぽくはなかった。

2013/07/18

[ヒラ[e-mail]]

火の通り具合がまだ充分でない生肉のような食感の小説。何かに紹介されていたので手に取りましたが、残念ながらどぎつさの割に深みは感じられませんでした。

2017/08/15

[夏帆]

『小泉今日子書評本』で知りました。29歳の今読んで良かったなぁと思える本でした。姉妹が先に結婚して子供が生まれたら私は嬉しいかな？寂しいかもしれません。会社辞めたり生活を変えることはしませんが。全然状況も違う同じ29歳の女の子の話は共感もあれば、何故そんなことに？？と思うようなこともあり、面白かったです。ハッピーエンドで良かった。

2021/10/24

[あつひめ]

初潮を迎えた日、女の子になった。初セックスの日、女になった。体は変化しても心が追いつかない。少しでいいからと言いつつ、いつの間にか欲張りになってしまう女心は、いつの間にか身についてしまう。しゃぼんの花の気持ちに寄り添うように読み終えた。

2009/08/28

[チェス]

始め、微笑ましく読んでいたけど、そんなことがねぇ、、終わり良かったし、私には可愛らしく思えた。 図書館本。

2019/07/06