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片思いの発見

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104492015
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

源氏物語から『ダディ』まで古今東西の文学作品を例にあげつつ、「恋愛論」の“日陰の子”たる「片思い」を堂々と論ずる。

目次

「恋愛小説」は教えられるか?
「文学」はほんらい少数のためのものである
恋、倫理、文学
少女幻想の系譜―川端康成から大林宣彦へ
尾崎一雄―ある夫の肖像
内なる境界

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年茨城県生まれ。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。現在明治大学兼任講師、東京大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澄川石狩掾

1
『或る女』の倉地を、日本文学史におけるモテる男性の優男からスポーティな男への転換の嚆矢と見ているのは興味深い。2021/06/02

Gen Kato

1
「なぜ男が女のように「愛」に捕らわれないかと言えば、男は、母との紐帯に似たものが、恋人や妻との間に形成されると錯覚する能力があるからだ、と言うしかあるまい」…卓見。佐々城豊寿と信子母娘の分析と結論(「甘やかされたお嬢さん」)も納得。しかし『荒野の決闘』って「ガンファイトに勝って女に惚れられる男を描いて画期的」な映画なのかなあ(この説明は納得できなかった)2018/07/15

na-ko

0
今までの日本恋愛思想史研究は、相思相愛の状態のみを恋愛と捉え、片思いを恋愛とみなさなかった。故に、『片思いの発見』。佐々城信子をモデルとした『或る女』の分析研究は、補助的だそうだが、面白かった。2014/08/16

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