祇園 女の王国―紅殻格子のうちとそと

佐野 美津子【著】

新潮社（1995/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 271p／高さ 20cm
• 商品コード 9784104034017
• NDC分類 384.9
• Cコード C0095

内容説明

戦火で封鎖されていたなかいちはやく「小森」を開業し、一代で祇園を代表するお茶屋にまで築き上げた一人の異色女将。小森友恵と「小森」の半世紀を描きつつ、あでやかな芸妓の人間模様、お茶屋や屋形のまさざまなしきたり、蔭で支える男衆や髪結たちなど、知られざる祇園のうちとそとを語る書き下ろしノンフィクション。

目次

中途入学
三角関係
二人の娘
あうん
羊水
青春まんだら
役者と老妓
祈り
虚構の鏡
人間大学
華やかな戦場
男と女〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うにこ。]

江戸時代の祇園の風俗とか書いた研究書かと思ったら、現代のお茶屋さんの潜入レポっつーか、某名物女将ファンブックでした。うん、でもこの女将の気配りはすごい細やかだと思う。

2005/11/10