怪人二十面相・伝

怪人二十面相・伝

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784103721017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大正は14年、〈彼〉は大阪に生まれた…。貧しい下駄職人の三男坊・平吉は、一家心中が失敗してサーカスに入団。そこで師と仰ぐ丈吉が突然姿を消してしばらく後、謎の怪盗が巷を騒がせ始めた…どこか懐かしい昭和初期の風景の中で展開される数々の事件。その真相が二十面相側から語られる、ユニークな長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

FK

1
「曲芸をしていて一番恐いのは、客席の中に醒めた視線を見ることなそうな。そういう客と眼があった日にゃ、プツンと演技ごころというやつが切れてしもうて、素にもどるんじゃそうな。そうすると、後はもうてんで曲芸にならんそうな」(P.166)【なるほど、やはりそうか、と思いながら読んだ。私の場合は授業だが】/「いい芸は客が半分つくるといっても過言ではない。しかし、自分の芸の出来映えをいちいち客に問うことは馬鹿げたことだ。」(P.172) 2009/01/28

チタカアオイ

0
【図書館】2017/09/30

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