内容説明
フラメンコを踊り、ファドを歌う情熱的で謎の多い“カルメン”。栗本作品にデビューしたキャラクターが展開するファンタジーの世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tanaka9999
14
1988(昭和63)年発行、新潮社の単行本。4編。平成直前に出た本なのに、ちょっと古く感じる。時代の指定がないから、そこは同時代ではなく少し前の時代を舞台としていると思えばいいのだが。後半に行くにしたがってスペイン帰りの必要がなくなってる、と思ったり(発表順は最後の作品が最初なのだが)、そう思って読むと、最初の作品でも導入部以外は特に必要なわけではないと思ったり。主人公の形成には寄与しているといえばしているのだが。やはりこの作者の現代ものには違和感を感じるとしかいいようがない。2024/01/27
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