内容説明
混沌のカラチから砂漠の街テヘラン、地の果てアフリカへ―流浪と別離の日々は、十年の長きにわたった。帰任を待ち続けた母の死、同期の友の裏切り、会社の異様な変貌と連続事故。サバンナで苦悩する主人公の遙かなる地平線に、荘厳なアフリカの夕陽が沈もうとしている。果てしなき流転の日々に終わりはあるのか…。壮大な構想力と徹底した取材で描く、今世紀最後の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんみー
40
ようやく恩地が日本へ戻れる!10年もの歳月を僻地での勤務に明け暮れるのは並大抵の気力ではできないことだ(¬_¬)しかも家族と離れ離れで。会社の都合と個人の想いというのは、どこの企業でも一致しないものなんだろうか、と思ってしまう(・_・;アフリカ大地の自然の素晴らしさと、恩地家族の暖かさが感じられた第2巻でした。2013/03/15
あーさん☆来年も!断捨離!約8000冊をメルカリでちびちび売り出し中!(`・ω・´)ゞ
35
上巻(1,2)の単行本は(4千台)なのに下巻(3,4)の単行本は(3千台)。ハードカバーは(3百台)って読み切れず断念したんかな?(; ̄Д ̄)?2018/02/14
イノ
16
2冊目。 僻地にたらいまわしにされて耐えに耐えて10年! 中身も長いし濃い! ページをめくる手が止まらない! 次回はいよいよ本題の飛行機墜落事故。2016/03/20
kumako
14
第1巻では、誠実すぎて会社に盾突き、左遷ばかりさせられる恩地に対して焦れったさを感じた。この第2巻では会社が恩地の進める労働組合を潰すような事をした結果、5ヶ月の間に3度も大事故を起こしてしまい、誠実であることの重要さを思い知らされ、恩地に対する印象が変わってきた。 1〜2巻の間の恩地の左遷経歴については「第9章 春雷」で要約されていて“(せっかくここまで読んだのに)この部分だけ読んだら2冊分の内容が分かるなぁ…”なんて思いました。 さて、次巻は御巣鷹山篇。内容は重そうですが読み応えがあるでしょう。2023/06/06
MA
14
長かったアフリカ編がようやく終わった。恩地は可哀想と思うが、一番の被害者はりつ子と子どもたち家族だよなぁ~と。自ら断っておきながら、後からウジウジする恩地にイラつきました。この度の終わりは良い方向に向かっていて、ホットしました。次巻からどうなるのか…楽しみなような、怖いような…2019/05/23
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