内容説明
戦争に反対しながらも、自ら対米戦争の口火を切り、世界を震撼させた連合鑑隊司令長官山本五十六。今日なお人々の胸中に鮮烈な印象をとどめる天才提督の赤裸々な人間像、その栄光と悲劇を、膨大な資料と存命者の口述をもとに余すところなく描き、激動の昭和史を浮彫りにした、必読の記録文学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
3
英雄は、悲劇的な死で感動と教訓を与える。山本五十六は昭和17年に六十歳、海軍現役唯一の日露戦争体験者であった、国難=崩壊。対米戦争は当然、海軍主体で、昭和14年に、彼が海軍大臣であったなら「内閣を流産させても」反英米の三国同盟に反対しただろう。危惧したとおり資源封鎖、金融封鎖に踏み込んだ米国は(戦後判明)外交暗号解読の優位まで加え…/彼はギャンブラーであって、真珠湾攻撃の≪勝ち逃げ≫(二次攻撃しないこと)が、ミドウェー海戦の大敗につながった「大和で艦砲射撃すれば」に「定法ではない」は彼の不明としか思えない2016/12/18
アッキー
1
ボリュームたっぷり。長岡市の記念館に行きたい。戦争を早く終結したかったんだな。2013/12/29
おい
0
様々な関連情報を集め、時系列に並べた記録集のようなもの。そのわりに読みやすい。かなり前に書かれた本であり、生の証言もかなりある。 ★★★2022/10/13