新潮文庫<br> シーシュポスの神話 (改版)

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新潮文庫
シーシュポスの神話 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102114025
  • NDC分類 954
  • Cコード C0198

内容説明

神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさまに転がり落ちてしまう。―本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人としてのさまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。

目次

不条理な論証(不条理と自殺;不条理な壁 ほか)
不条理な人間(ドン・ファンの生き方;劇 ほか)
不条理な創造(哲学と小説;キリーロフ ほか)
シーシュポスの神話
付録 フランツ・カフカの作品における希望と不条理

著者等紹介

カミュ[カミュ][Camus,Albert]
1913‐1960。アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、’51年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。’57年ノーベル文学賞受賞。交通事故で死亡

清水徹[シミズトオル]
1931年、東京生れ。東大仏文科卒。明治学院大学教授。『廃墟について』等の著書、カミュ、ビュトール『時間割』(クローデル賞)等の訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

みあ

124
再読。カミュによる不条理についての哲学的エッセイ。短い書物だが深く濃密な読書体験を味わえる。真に重大な哲学上の問題を自殺であるとし、生に意義を与えることを拒んだ思想家達の矛盾(不毛な真理)についての考察やドン・ファンの明晰な視点、演劇やドストエフスキーの『悪霊』における無神論やカフカの作品の不条理と希望などについて独特の展開で追求されている。カミュにとって不条理は神の不在を証明するものではなく、反対に神が存在するからこそ生まれたものだったのではないか?少なくとも不条理はキリスト教から生まれたと思う。2020/09/15

優希

102
万物の生存に対し、不条理という理論を意識したとき、どのような考えを持つかが述べられていました。不条理を徹底して追及することはカミュの作品の存在意義の根底的な側面を見せていると思います。世界は不条理により成り立ち、個人と社会を切り離すことは不可能だというのがカミュの考え方の真髄であることが明らかにされていました。哲学者が見てこなかったこの世界の闇の部分に切り込んだ評論として有意義でしょう。2016/07/05

nakanaka

71
難しい…。なんとか読みきったものの内容を理解できたとは言えないなぁ。読みきることが苦行のようだった…。圧倒的に知識が足りていないことを実感した読書だった。いつか再チャレンジしたい。2020/01/03

みあ

71
ニーチェがワーグナーと訣別して「神は死んだ」と叫んだ時から、人間は不条理な運命に苦しむようになった。天国へ行けるという幻想は消え、自分の辛い人生と向かい合う必要が出てきたのである。ドストエフスキーはロシア正教という救いを見いだしたが、カミュやカフカにはそれはない。既存の哲学を破壊し、新たな哲学を作り出す必要が出来たのである。しかし、宗教が完全に死ぬのはまだであった。だからこそ、カミュは自分の哲学を土台とした小説を創造する必要があったのだと思う。不条理とは何か?救いのない天国だと私は思う。2017/06/05

たーぼー

65
岩を山頂まで押し上げるも、岩は重みで遥か下の方へ転がり落ちる。神はシーシュポスへ岩を再び山頂へ運ぶ罰を課した。この永遠に続く拷問。これに日々の苦悩と不条理に喘ぐ自らを重ねるのは当然だ。登っては下り、よろめきながらも立ち塞がる『岩』に対して『すべてよし』と光芒を投じる用意はあるか?向き合った熱気と壮麗の先に侮辱を超え運命の勝利が待つ。此処に私は到れるだろうか?非人間的なものからの意識の出発が、その終わりでは人間的反抗の炎の真っ只中へ帰着すること。これを至上の理想とするカミュの人間賛歌に身も精神も射抜かれた。2017/04/22

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