新潮文庫<br> ヴェニスの商人 (改版)

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新潮文庫
ヴェニスの商人 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 196p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102020043
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

329
確かに本作『ヴェニスの商人』は、人種差別の匂いを漂わす作品だ。しかし、自分にはそれだけとは思えない。そもそもシャイロック自身が、全く敬虔なユダヤ教徒とはいえない振る舞いをする人物だからである。そして皮肉なことにキリスト教徒のアントーニオの方が、よほどユダヤ教徒らしい振る舞いをしている。この逆転の配置こそがシェークスピアらしい。彼一流のニヒリズムなユーモアさ(ブッラクジョーク)を存分に発揮した作品に仕上げている。この当時のユダヤ教徒は、各地でシナゴーク(集会所)を造り、頻繁に集会を行っていた。2017/08/12

ヴェネツィア

263
福田恒存の解説によれば、この作品は1597年頃に初演されたらしい。そうすると、その頃既にヴェネツィアは有数の海運国としてだけではなく、統治においては、法が何よりも優先する国家として認知されていたことになる。この劇の根幹は、まさしくそこにこそあるからだ。また、この作品は喜劇ということになってはいるものの、ユダヤ商人シャイロックの立場に立てば、それは悲劇以外の何ものでもないだろう。当時の観客たちはシャイロックを笑ったのだろうか。現代の、例えばニューヨークでの演出だとどうなのだろうか。汲めども尽きぬ泉ではある。2013/06/01

紅はこべ

176
シェイクスピアって大学で学ぶ役に立たない学問の代表のように言われているようだけど、今だからこそ読まれるべきだと思う。特に『ヴェニスの商人』の第三幕第一場でシャイロックがアントーニーオーの友人達に投げつける台詞。作中で最も忘れ難い台詞。勿論ポーシャの慈悲についての台詞も胸を打つんだけどね。差別的言辞を弄する人々こそ読むべき作品。2017/02/01

ehirano1

123
正義は相対的であるという発見ができる作品でした。2023/06/17

ハイク

123
「ヴェニスの商人」は面白い。最大の見せ場は裁判だ。日本に於いて大岡裁判、遠山金さん等面白く機転のある判決がある。これらの判決の原点ともいえるかも知れない。ユダヤ人の金貸しから金を借りた。所が事情があり期限までに返せなくなった。そこで裁判が始まる。金を返せない場合は肉1ボンドを被告人から切り取ることになっている。さてそこでどうしたか、ここであっと驚く条件があった、という事で最後の見せ場となる。勿論400年前に書かれた戯曲で、現在でも世界で演じられている名作だ。読後は成程面白く現代でも通じる筋書きで納得する 2017/09/08

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