出版社内容情報
11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した――。心を穿つ新時代の青春ミステリ。
ぼく。彼女。島。謎。心を穿つ青春ミステリ。11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
内容説明
11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
著者等紹介
河野裕[コウノユタカ]
1984(昭和59)年、徳島県生れ。グループSNE所属。2009(平成21)年、『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 6件/全6件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
549
何だか、かつてこのような物語を、どこかで読んだような既視感にとらわれる。不自由なく生活が送れるのに、そこから出られない島。もちろんなぜここに来たのか理由もわからない。解かれるべき大きな謎は、実はなかったのかもしれない。見方によって文と地が逆転するルビンの壺のようなミステリ、もしくはファンタジー。最後まで読み終わっても解けないのはタイトルの意味だ。2019/12/28
徒花
452
図書館。ミステリー……なのか? まぁ、タイトルの意味はわかった。あと、読んでいる最中から登場人物がやたらポエミーで「青」臭いなぁと思っていたのだけれど、その感覚こそがじつは真相を突く正解だったのだと最後に気付くのは、なかなかのカタルシスでよい。そしてなるほど、これはまさしく青春の「成長物語」なのだなぁと。風景描写が多いのですんげー早く読めたけど、まあまあ楽しい。個人的にはこれがどういうふうにシリーズ化していくかのほうが気になるので、続編も読んでみる。2016/08/30
た〜
394
キラキラ青春群像ファンタジー。シリーズ物の1作目らしいが、これをいったいどう次に繋げるのか?2014/09/17
カメ吉
335
タイトルに惹かれて読みました。何とも不可解なシチュエーションの不思議な作品でした。七草と真辺の複雑な関係が解り辛かったけど最後は何となく?納得できた様な気がする。シリーズ物の様なので続編も読みたいです。2017/01/06
射手座の天使あきちゃん
323
表紙に惹かれて衝動買い えっ、これシリーズ物なんですか? てことは、この不思議な島自体が主人公で登場人物は毎回チェンジかな? 舞台設定は面白いけど心理描写とかが複雑すぎて単純明快・直球勝負・明朗会計のわたくしには少し荷が重かったです! 面目ないっす!! <(^_^;2014/11/20