新潮文庫<br> 李朝滅亡

新潮文庫
李朝滅亡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 538p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101409214
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C0122

内容説明

1392年の李成桂による建国以来、五百年余の永い歴史と伝統を誇った李氏朝鮮王朝は、1910年の日韓併合とともに呆気なく消滅した。繰り返される王朝内部の権力闘争。日本、清、ロシアなど大国による内政干渉…。その内実はいかなるものであったのか。江華島事件や閔妃暗殺、伊藤博文暗殺を経て日韓併合へと至る、朝鮮半島最後の王朝の苦難と悲劇を描いたノンフィクション・ノベル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

4
朝鮮を理解するのにうってつけ。特に朝鮮視点の朝鮮について。自分は内容の妥当さについては判断できるレベルではないが、下手な分析を見るよりは、こういった話で流れを把握したほうが、考えがまとまると思う。2013/06/11

父帰る

2
この書は朝鮮人の視点から書かれた本である。これでもかこれでもかと言うほど日本の横暴・悪業が綴られている。道理で韓国から表彰さるはずだ。誤った記述も見られる。私の立場は現代を基準にして過去の事象を見てはいけないということである。当時は帝国主義の時代で食うか食われるかの時代だからだ。日本は西洋列強に食われずに、朝鮮を食うことによって生き残った。しかし、大東亜戦争で終にアメリカに食われてしまった。 黒田勝弘の解説がいい。2014/04/22

可兒

1
李氏朝鮮の最後を描いた小説。日朝両側の描写はあったが、日本政府が機械のごとく整然と朝鮮を侵食してゆくのに対し、朝鮮側ではよくも悪くも人間的な対応が目立った。韓日友好で感謝状をもらう人の小説という点を差し引いても、全体に朝鮮賛美と日本蔑視がくどい。意味のつかめない二次熟語も頻出し、翻訳かと疑う2009/10/05

しわじい

0
歴史の事実としてずっと読んできたけど、まぁちょっとあれって思う箇所もあったけど、それが歴史なのかって思って読んでいた。でも最後の方の従軍慰安婦の記述を読むとあれって思う。ということは、この本全体がその思想で書かれていたのかって思わざるを得ない。日本人だけどほとんど朝鮮の視点で書いていたんだなぁって改めてわかったって感じ。まぁこういうのも読んで、また違うのも読む、それが大事なんだよな。2016/12/19

kayoshi

0
★★★・・ 2002/10/26

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