出版社内容情報
日本を象徴する山ではなく、“地球上で最も美しい山のひとつ”という視点から富士山の魅力を撮影。富士山麓に居を構える写真家が、15年の歳月を傾けて、四季おりおりの美しい景観と雄大な自然を浮き彫りにした。
今まで数多く出版されてきた富士山写真集の枠を超える、まったく新しいイメージを喚起させる写真集。“日本を象徴する山”ではなく“地球上で最も美しい山のひとつ”という視点で、富士山麓に居を構える大山氏が、15年に渡って撮りためた写真を構成。デザインはミラノ在住の新鋭デザイナー・紅林宏和氏。イタリアで編集したインターナショナルな一冊。ネイチャー写真の到達点を示す本だ。
内容説明
富士山は不動のものであって、不動のものではない。大山行男は、千変万化するがしかし揺るぎない富士山を追って15年間、写真を撮り続けてきた。彼の目を通して見る富士山の姿は、伝統の力によって捉えられたものではなく、ひとりの人間が、ひとつの美しい山と真正面に向い合って捉えたものである。