謎解き 伴大納言絵巻

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 14X21cm
  • 商品コード 9784096262214
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C0021

出版社内容情報

絵画資料研究の泰斗が謎の人物の正体を解明。

絵画資料を読み解く第一人者として知られる黒田日出男が、国宝『伴大納言絵巻』の読解に挑戦。最大の謎である「後ろ向きの人物」の正体を解き明かします。推理の道筋を追った文章で、歴史研究の面白さが味わえます。

内容説明

果てしなくつづく「謎解き」ゲームにピリオドを打つことはできないだろうか。さまざまな推理の歴史をたどることにより、なぜ「謎」が生まれたのかをつきとめ、「絵画史料論」の方法を駆使しながら絵巻の表現のゆたかさを読み解き、隠された「真実」に迫る。

目次

はじめに―『伴大納言絵巻』の魅力
1 なぜ、「謎」が生まれたのか?(まず、『伴大納言絵巻』と知ろう;「謎解き」ゲームの始まり;果てしない「謎解き」ゲームへ)
2 「謎の人物」は誰なのか?(まず、絵を細かく見よう;絵巻の構造からわかること)
おわりに―『伴大納言絵巻』の豊かな読解へ

著者等紹介

黒田日出男[クロダヒデオ]
1943年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。東京大学史料編纂所教授、所長を経て、現在、同画像史料解析センター長。専門領域は、日本中世史・近世史、絵画史料論・歴史図像学・政治文化史など。「絵画史料」の丹念な分析により、歴史学の現場に新鮮な衝撃を与えつづけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kitinotomodati

4
頭のてっぺんから爪先まで、細かく観れば読み取れる事が山のようにあるのだな。研究史を論じた部分は難しかったが、著者の謎の人物についての推理には納得出来た。2020/09/21

ygreko

1
火事は消すものではなかった、というのは面白い。応天門に関しては『陰陽師』4巻のイメージ。2011/07/03

MrO

0
先日、出光美術館で、伴大納言絵巻の中巻を見たので、読んでみた。これから、下巻の展示が始まるので、見たくなった。炎上のシーンが有名だが、人物はいくら見ていても飽きることがない。一人一人の台詞やら、生活やらが見えてくる気がする。また、今回の展覧会の500円のミニ図録は逸品。2016/06/11

shami

0
火が消せなかったから道路が広かったとは。2013/01/24

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