日本妖怪学大全

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  • サイズ A5判/ページ数 677p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096262085
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

国際日本文化研究センターで開かれた、妖怪・怪異をめぐる日本初の本格的共同研究の成果論文集です。各分野の研究者に小説家の京極夏彦氏など、二十三名の多彩な顔ぶれが、「妖しい世界」に正面から挑んでいます。

 本書は、国際日本文化センターで開かれた共同研究「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の研究成果報告論文集です。この共同研究は、日本文化史において重要な役割を果たしてきた妖怪・怪異をめぐる文化を、様々な分野から多面的・総合的に把握しようとしたもので、日本初の本格的な妖怪・怪異研究会として、開始当初から各方面の注目を集めてきました。参加メンバーにも、民俗学、歴史学、国文学などの様々な分野の研究者に加え、小説家の京極夏彦氏など、妖怪・怪異に興味を抱く人々が広く名前を連ねました。 この本では、それらの参加者の中から、二十三名の最新論文を掲載しています。どの論文にも妖怪への熱い思いが満ちあふれています。

内容説明

国際日本文化研究センター共同研究・成果論文集。小松和彦・京極夏彦など23名による最新の論文集。

目次

1 描かれた妖怪(遊びの中の妖怪たち―近世後期における妖怪観の転換;妖怪浄土双六考 ほか)
2 語られた怪異(怨みを背負った旅人たち―廻国・懴悔の怪異空間;『渓嵐拾葉集』に於ける「怪異」の諸相―怪異を記述すること ほか)
3 伝承世界の妖怪・怪異(猿鬼退治伝説考―能登半島・柳田村当目の伝承をめぐって;二股の霊性と怪異伝承 ほか)
4 近現代の妖怪・怪異(通俗的「妖怪」概念の成立に関する一考察;一九二〇年代、“心霊”は増殖する ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむだ

4
妖怪にまつわる論文がさまざまな分野から集められている。比較的に短く読みやすいものが多いので初学者にもおすすめ。(興味のあるテーマだけを選んで読むのも良し) ※Ⅰ描かれた妖怪 Ⅱ語られた怪異 Ⅲ伝承世界の妖怪・怪異 Ⅳ近現代の妖怪・怪異2023/01/13

^q^

2
内容も勿論充実しているんですが謎のメモが沢山挟まっていてわくわくしたという個人的な感想です メモをそのまま挟んで図書館に返却2011/06/08

たっきー

1
妖怪研究に興味のある方は必読の書でしょう。文化人類学、近世文学系統の方が多く執筆しています。東アジア恠異学会編の『怪異学の技法』と合わせて読むと良いでしょう。こちらは文化人類学、歴史学系統の方が多いです。アプローチの違いが見えて興味深いです。2013/09/18

あっきぃ

1
研究者にはたまらない一冊。2008/11/11

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