出版社内容情報
肉食と米食、家屋の壁の厚さ…。日常生活のさまざまな出来事を通し、西欧と日本の相違を考古学の視点から紹介。教養あふれるうんちくを傾けながら日本と日本人を考える エッセイ集。
吉野ヶ里遺跡を邪馬台国と結びつけて、一躍吉野ヶ里ブームを引きおこした考古学者佐原眞の初エッセイ集。居眠りや肩凝りは肉を食べない日本食に由来すると推理して農耕と家畜の世界的関係に言及したり、戦争を始めたのは人類史全体の中ではほんの短い期間にすぎないことを実証して現代の平和の可能性と示唆したりと、楽しくもためになる考古学的うんちくのよりすぐりを堪能できます。
内容説明
肉食・米食から肩凝り・居眠りまで古今東西の日常生活文化に大人のうんちくを傾ける知的快感の書。日本と日本人を考える考古学エッセイ。
目次
戦争と平和
日本人の起源
騎馬民族は来なかった
吉野ヶ里と邪馬台国
服飾の考古学
花の考古学
大工道具の日本化
考古学千夜一夜