小学館キャンバス文庫 邪眼の美皇子

ひかわ 玲子【著】

小学館（1994/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 252p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094300222
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

亡国の王子として隣国に匿われながらも、天才的な武将〈蒼の王子〉としてたくましく成長しつつあるフェラン。彼と同じく〈天の翼〉の神託を受けたという、敵国バハウ帝国のシャリザーン皇子との会見…。時の流れはフェランたちを戦乱の渦中へとひき込んでゆく！！

自らの王国が滅亡。ただ二人生き残ったジークラードとフェランの兄弟は、隣国リンバーグの女王ゼルミナに匿われるが、それからの生活は苦渋に満ちたものであった。そんなある日、フェランは天の翼?クリセニアンの支配者たる者?の神託を受ける。しかし、その神託を受けた者が、もう一人いた！しかもその一人は、敵国バハウの皇子であるという。二人の闘いが、今まさに始まろうとしている。

内容説明

今や、天才的な武将〈蒼の王子〉として、たくましく成長しつつあるフェラン。亡国の王子として、隣国リンバーグのゼルミナ女王に匿われる身であるが、その名声は高い。さらに“天の翼を持つ者”としての神託も受ける。だが、敵国バハウ帝国のシャリザーン皇子も同じ神託を受けた者だという。バハウとリンバーグの停戦協定に赴くフェランは、シャリザーン皇子と初めての会見をもつ。一方、フェランの運命の鍵を握ると思われる〈翼人〉アルジェリックは、どこかに幽閉されているようだ。『また会えます―きっと』と、フェランの心に声だけが響く。