小学館文庫<br> 彼女が最後に見たものは

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小学館文庫
彼女が最後に見たものは

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070934
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

傑作ミステリ『あの日、君は何をした』続編

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。
そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。
予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?

彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。
彼女はなぜホームレスになったのか。
誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。

理不尽な死と家族の崩壊を圧倒的な筆致で描く、
大ヒットミステリ『あの日、君は何をした』続編!!!

【編集担当からのおすすめ情報】
「死にゆく人、遺された人。それぞれの人生に寄り添いながら書きました」
――まさきとしか

「まさきとしかの小説は、読者をミステリーという底なし沼に引きずり込み、人間の滑稽さを人間愛へと成就させる」
――黒木瞳さん(女優)

啓文堂書店文庫大賞第1位、読書メーター「読みたい本ランキング」文庫部門第1位ほか、全国書店で大反響を巻き起こした『あの君』シリーズ第二弾。

「極ミス」(極上のミステリ)と絶賛された前作を超える衝撃作です。

内容説明

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルで女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢と戸塚警察署の田所は再びコンビを組み、捜査に当たる。そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。二つの不可解な事件は予想外の接点でつながるが!?彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。真実が明かされる時、景色が一変する。家族の崩壊を圧倒的な筆致で描き、幸せの意味を問う三ツ矢&田所刑事シリーズ第二弾。

著者等紹介

まさきとしか[マサキトシカ]
1965年生まれ。北海道札幌市在住。2007年「散る咲く巡る」で第四十一回北海道新聞文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

529
まさきとしかさんの大ブレイクした三ツ矢&田所刑事シリーズの好調第2弾ですね。前作では全く触れませんでしたが、瞬間記憶能力を持つパスカルの異名を持つ変わり者の三ツ矢刑事は協調性ゼロで何でも独断でやってしまうのが昔の名探偵の秘密主義を思わせますが、新米の田所刑事は常に気が休まらず大変ですが事件解決の瞬間のリスペクトの気持ちを忘れずにとことん信じてあげて欲しいですね。でもこの関東系の漫才コンビのシュールなネタみたいな変な疑心暗鬼の掛け合いもシリーズの魅力ですので人間的に悟ってしまったら面白くなくなるでしょうね。2022/01/13

イアン

419
★★★★★★★★☆☆『あの日、君は何をした』の続編となる三ツ矢&田所シリーズ第2弾。都内の空きビルから遺体で発見されたホームレスと思しき初老女性の指紋が、千葉県で発生した未解決事件の遺留指紋と一致する。2つの事件が繋がる時に明らかとなる〝彼女が最後に見たもの〟とは…。SNSにのめり込む人物を皮肉を込めて描き、目に見える物だけが幸せではないことを読者に突き付ける。クセが凄いが優れた洞察力を持ち、捜査の結果より動機や背景を重視する三ツ矢は、加賀恭一郎や佐方貞人の系譜を継ぐヒーローとなれるか。今後の活躍に期待。2022/01/11

374
待望の三ツ矢刑事第二弾。相変わらずの三ツ矢秀平の鋭い洞察力が読んでいて楽しかった。しかも「瞬間記憶」なんて武器も持っている刑事。今回も複雑に絡んだ2つの事件を結び付けさせてしまう手腕には拍手です。ストーリーは人間の浅ましさを描いていて、ともするとイヤミスに終わりそうだったが最後の一文によって全てが救われるのはまさきさんの上手さだと思います。三ツ矢刑事はこれからもきっと活躍してくれると思います^^2022/01/23

bunmei

346
三ツ矢&田所刑事シリーズ第2弾。空きビルで発見されたホームレスの女の遺体と、以前に男が刺殺された未解決事件現場から採取された指紋が一致。2つの事件の接点は何なのか?また女はなぜホームレスとなり、死んだのか?練りに練られた事件背景、誰もが怪しい登場人物、時間経過も前後させ。著者の巧みなミスリードにハマり、最後まで真犯人の予想もつかず、どんでん返しのラスト50ページ。人間の奥底にある傲慢、欲深、見栄等が浮き彫りになり、僅かに灯った愛の灯も、無残に打ち消され、家族が崩壊していく様をリアルに描く極上ミステリー。 2022/04/21

ナルピーチ

341
三ツ矢&田所刑事シリーズ2作目。夫婦とは、親子とは、そして家族とは…。2つの事件を軸として前作以上に問われるその深意。家庭が崩壊していく模様は冷酷で無慈悲極まりない。されども必ずその後には再生への道標がある。彼女と触れ合う事で救われた人達にとっては悲哀を残す結末なのかも知れない。ラスト一行に込められた想いと死ぬ間際に『彼女が最後に見たものは』夜空に満天に輝く星空と、彼女を慕う人々の満面の笑みであって欲しい。どこか息苦しさを感じながらもまた読みたくなるこのシリーズ。三ツ矢刑事にまた出会える日が来るといいな。2022/10/17

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