小学館文庫
新聞・テレビはどこまで病んでいるか―「靖国」「教科書」「小泉改革」報道他

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094024562
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「小泉」「教科書」「靖国」…日本の世論を操作する新聞の病巣。

「靖国」「教科書」「人権」「森降ろし」「小泉改革」……。「正義」を振りかざした報道にあなたは躍らされていないか。元朝日新聞記者が日本の空気を操作する新聞・テレビの報道を徹底検証し、そのタブーに鋭く迫る。自社に都合のいいニュースのみ繰り返し報道する「世論操作」、善悪二元論から抜け出せぬ「ワンパターン思考」と「偽善性」、自らを棚にあげ他者を攻撃する「特権意識」、何でも自主規制の「事無かれ主義」と「横並び主義」等、大新聞・テレビにはびこる病理の数々を解明する。その意見は本当にあなたの意見ですか?

内容説明

「靖国」「教科書」「人権」「森降ろし」「小泉改革」…。「正義」を振りかざした報道にあなたは躍らされていないか。元朝日新聞記者が日本の空気を操作する新聞・テレビ報道を徹底検証し、そのタブーに鋭く迫る。自社に都合のいいニュースのみ繰り返し報道する「世論操作」、善悪二元論から抜け出せぬ「ワンパターン思考」と「偽善性」、自らを棚にあげ他者を攻撃する「特権意識」、何でも自主規制の「事無かれ主義」と「横並び主義」等、大新聞・テレビにはびこる病理の数々を解明。

目次

第1章 記者クラブ、池田小児童殺傷事件、人権、言葉狩り―横並び主義と事無かれ主義が衰弱を招く
第2章 ナショナリズム、新しい歴史教科書をつくる会、人権―言霊に乗る報道とキーワードだけの社説
第3章 教科書報道、森降ろし、えひめ丸―客観を装う主観報道と曖昧表現による誤魔化し
第4章 外国人労働者、都議選、共産党、精神障害、中国・北朝鮮報道―報道しないものはニュースではないとする傲慢
第5章 歴史認識、不況、北朝鮮、池田小児童殺傷事件、阪神・淡路大震災―エリート気取るインテリもどき
第6章 ダイオキシン、環境ホルモン、遺伝子組み換え食品、電磁波、原発―大衆を脅す「不安産業」
第7章 靖国神社公式参拝、政局報道、市民運動―「第四の権力」維持のための恫喝
第8章 新聞宅配制度、オンラインメディア、iモード、小泉メールマガジン―インターネット普及で変わる新聞
第9章 教科書、神戸連続児童殺傷事件、北朝鮮報道統制、日本人拉致疑惑―メディア・リテラシーを育てるには

著者等紹介

稲垣武[イナガキタケシ]
1934年埼玉県出身。京都大学文学部西洋史学科卒。朝日新聞社にて地方支局、大阪本社整理部、週刊朝日副編集長、調査研究室主任研究員等を経て89年退社。フリージャーナリストとして活躍中。『「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任』で山本七平賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

50
日本の4大新聞(朝日・毎日・産経・読売)のメディアの内情を暴露した一冊。著者が、元朝日新聞の記者というだけあって、実に内情に詳しい。昨今では、ネットの発達に伴って、今まで一方方向であった情報が双方向になっている現状である。よって、今まで以上に情報の信憑性が問われる時代になった。ゆえに個人個人におけるメディア・リテラシー(必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力)の必要性が重要視されるが、この現状に対処しうる教育がされているのだろうか? と疑問を投げかけたい。2015/11/05

神崎

1
表題からもわかる通り古い本であるが納得できる内容。一部疑問に思うような点はあったがそこは調べたりしようと思う。2012/12/18

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