出版社内容情報
1983年にスタート以来18年、現在も『スピリッツ』誌上で大人気連載中の料理コミックの決定版。文庫版第17集、第18集は、1989?1990年発表分をまとめ、2冊同時発売する。第17集の中心となるのは、全9回におよぶ「カレー勝負」。その奥義を究めるため、山岡は遠く本場インドまで足を伸ばす。我々にとって非常に馴染み深いこの料理をじっくりと掘り下げ、その奥深さが描かれたこのシリーズには、カレーについての知られざるエピソードが満載で、目からウロコが落ちること請け合いだ。また、山岡と海原雄山の究極VS至高対決は、「お菓子」「披露宴の料理」という一風変わったテーマでも白熱する。
▼第1話/年越しうどん▼第2話/タイのタイ▼第3話/おめでたい病気▼第4話/グルメ志向▼第5話/究極VS至高 菓子対決!!(前編)(後編)▼第6話/江戸の味▼第7話/世界を包む▼第8話/猿蟹合戦▼第9話/カレイとヒラメ▼第10話/本当のご馳走▼第11話/究極の披露宴(前編)(中編)(後編)●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を担当)●あらすじ/山岡たちに贅沢な鍋焼きうどんをふるまう、岡星。そこへ弟の良三が「スキー場の旅館で冬美さんに会った!」と駆け込んできた。冬美というのは、かつて岡星の妻だった女性だ。彼女は岡星と共に懸命に働いていたが、店が火事で焼けてしまった翌日、姿を消してしまい、以来行方不明となっている。岡星は「自分に魅力を感じなくなったんだろう」と諦めていたが、真実は違った。冬美はそれ以前にも交際した男性が次々と