小学館文庫<br> 人間交差点 〈10〉

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小学館文庫
人間交差点 〈10〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784091920201
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版。

▼第1話/玩具の車輪▼第2話/一月の陽炎▼第3話/鬼火▼第4話/隙間▼第5話/距離のない行進▼第6話/横顔▼第7話/一枚の絵▼第8話/その時から▼第9話/帰国▼第10話/昼に近い午後▼第11話/日酒●あらすじ/殺人事件の容疑者を追って福岡にやってきた刑事の片田は、そこで意外な人物に出会う。その男の名前は矢崎。高校以来の親友で、学生時代、何においても彼の右に出る者はいないような優秀な生徒だった。だが、福岡の地で見た矢崎は、その頃の面影など見る影もなく、一人のチンピラになりさがっていた(第1話)。▼年老いてもなお、まだまだ血気盛んなラガ?マンの小坂は、今だにひとりで、もくもくとラグビ?の練習を続けている。その日もいつものようにラグビ?の練習を終え、シャワ?を浴びるために立ち寄った敬老会館で、小坂は、同じ年代の老いた男に出会う。その日、通常より早い時間に会館が閉まることを知ったその男は、余った時間をどのように使ったらいいかわからずに、とまどいをあらわにしている。そんな老人を見るに見かね、小坂は彼を誘い街にくりだしたのだが…(第2話)。▼病院のベッドの上で、ひとりの老人が臨終の時を迎えようとしている。自分の最後の時が間近に迫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaikoma

5
昭和初期の哀しさは、色々なしがらみで好きな人と結婚できなかった事だと思います。その後どれだけ裕福な成功者となっても、この手の哀しみを時に思い出しながら生きて行くのは辛いでしょうね。当時の舶来品の玩具のハイカラさが、余計にやるせなさを感じさせます。2023/02/28

満月-ya

0
★★★☆☆2013/10/15

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