小学館文庫 花冠のマドンナ 〈第４巻〉

さいとうちほ

小学館（2002/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 350p／高さ 16cm
• 商品コード 9784091914842
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

傑作歴史ファンタジー。

身体を奪われたレオノーラ、反乱が失敗に終わったファルコ。二人は失意のうちに離ればなれとなる。レオノーラは奇跡の力を持つ緑結晶の洞窟をみずからの手で封印した。エメラルドの宝剣伝説、美しき最終章！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[薫水]

この作品はレオナルド・ダ・ヴィンチとチェーザレ・ボルジア、そして妹のクルレチアとの禁断の愛を描きたかったんだろうなと思える一作。特に前半はその兄妹の禁断の愛ゆえに、ヒロイン・レオノーラも助けられた一面があったけど、前半は拘りあって面白かった。中盤は盗賊、後半はナポリ王国復興かロマンスかと言う中で、所詮は歴史に埋もれた主人公二人になり結末尻すぼみ。。。空白の歴史モノとしては余り面白味に欠けていた。

2011/09/28

[猫大福]

チェーザレさまの最期に全てを持ってかれた感がありながらも、正統派王子推奨派としては王位を捨ててレオノーラを取ったファルコ素敵だったと吠えておく。

2014/06/30

[mana]

完結。中編ながら内容濃いです。終わり方がちょっと残念ですが再読するとこれもありなのかな。キャラがとても魅力的でした。★★★

2017/04/09

[ちゃみ]

☆☆☆

2016/08/20

[punto]

中学の頃だったかに一度読んで、その後長らく経て再読。いいなあイタリア。人物関係も結構好き。ちょっと三巻が今手元にないので、どんな話だったかうろ覚えなため、何があったのか気になる...。

2013/07/01