ビッグコミックスゴールド 妖怪博士の朝食 〈１〉

水木しげる

小学館（1994/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 233p／高さ 19cm
• 商品コード 9784091890313
• Cコード C0379

出版社内容情報

コミック界、人間界の長老・水木氏が、長年親しんだ妖怪達をあやつり、現代人の心に楽しくもビックリするメッセージを贈る水木蔓陀羅の数々。現世的幸福追及不思議ユーモアコミック。

▼第１話／不思議電車 ▼第２話／天使病▼第３話／不運の果て▼第４話／夢先案内猫▼第５話／猫の町▼第６話／姥捨株式会社●登場人物／水木しげる（妖怪について類まれなる興味を持つ漫画家）、荒叉コリャマタ（妖怪研究家。実は三ツ目の妖怪）●あらすじ／人生は電車にのって山手線のようにぐるぐると回るようなもの。そして死は永遠の“無”ではなく、一時的な“下車”に過ぎない…。死後の世界と生まれ変わりについて説き、“死”を恐れる乗客（人間）を皮肉った、まさに水木ワールドの物語（第１話）。▼まわりの不孝を食べて成長し、幸福の量がひどく欠乏した時に起こる“天使病”。これは自分のことしか関心がなく、夫や妻を棒切れにしか思わないような悪魔的環境から生まれる病気だった…（第２話）。▼会社の景気が悪くなり、ニューメキシコの砂漠にラーメンの行商に行かねばならなくなった山田。ラーメンは売れず、食べるものは世界一まずいとうもろこしだけだった。が、山田は、その砂漠で“なにも欲しがらない文化”を歩み始める。その山田がたどり着いた所とは…（第３話）。●その他の登場キャラクター／死神（第１話）、山田（第３、５、６話）、ねずみ男（第６話）

＜ご注意＞

不思議シリーズ上

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[keroppi]

図書館のリユースコーナーに置いてあったのを見つけて。水木大先生の幸福論であり、人生論である。荒俣宏さんも登場する作品もあり、真実の姿を見せ、大活躍する！

2019/08/31