プチコミックス 萩尾望都作品集 〈〔第２期〕 ４〉 スターレッド ２

萩尾望都

小学館（1986/01発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784091780249

出版社内容情報

ひとコマひとコマが、あなたの心に深く迫る！　萩尾望都、まん画家生活15周年記念大企画！　ファン必読の全17巻！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[五月雨みどり]

昔1回読んでるはずなんだけども．．．ラストに慄く．いやしかしこれは，もう1回ちゃんと腰据えて読まなきゃなぁ，何者なんだよ萩尾望都．『百億の昼と千億の夜』も凄かったが，あれは原作があった．本作は，最初は軽いタッチのSFものかと思って気楽に読んでたが，どんどん深みに引きずり込まれ，「え，この話どこまで行くの？」と焦りつつ一気読み．読者のレベルを忖度しないというか，「ついていらっしゃいなー，来れるもんならね！」ってな萩尾女史のほくそ笑みが浮かぶ．彼女の頭の中は宇宙みたいに広大なんだろうな，凡人には想像がつかん．

2021/02/08

[瑪瑙（サードニックス)]

身を挺してｶｯﾊﾟとｻﾝｼｬｲﾝを地球へ戻した源。ﾐｭｰｼﾞｭに処刑された黒羽。二人の事を思うと切ない。そして星の事を『愛している』と、封印を解いてﾈｸﾗ・ﾊﾟｽﾀと共鳴する道を選んだｴﾙｸﾞの事も切ない。ﾗﾊﾞｰﾊﾞとﾖﾀﾞｶの庇護の下、新しく生まれ変わったｼﾞｭﾆｱ・ｾｲは、このまま穏やかに成長してほしいと思う。そしていつか、ｴﾙｸﾞのいる惑星へ行ってその変化を見届けて欲しいと思う。又、消えた火星人達とも、出会えるといいなあと思う。

2012/10/08

[ぽけっとももんが]

これが40年以上前の漫画なのだ。当時のコミックスで3巻。たったこれだけの頁に込められたテーマを受け止めるこちらの度量が問われる。たったこれだけの、紙に印刷された絵がわたしにどれだけ影響を与えていたのかを今更ながらに思い出す。知らないまま大人にならなくてよかったし、大人になって読み返せてよかった。今はない田舎町の本屋で貴重な小遣いから買ったあのころのわたし、よくやったよ。

2021/07/23

[Akiko Kobayashi]

なんかいよんでもマジ泣き(o；д；)o

2019/04/04

[駒子]

「火星は失われるのだ。赤い星　魔の星」萩尾望都のSFを読んでいるとなんとなく小松左京を思い出す。エルグの運命が切なく、悲しい。

2014/04/07