- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(中高生・一般)
- > 小学館 少年サンデーCスペシャル
出版社内容情報
不老長寿の妙薬といわれる人魚の肉。その肉を喰らい、永遠の時を生きる運命を背負ってしまった湧太と真魚の果てなき旅路…。名作「人魚シリーズ」がTVアニメ化を記念して新装版で登場!!
▼第1話/舎利姫▼第2?3話/夜叉の瞳[前・後編]▼第4?5話/最後の顔[前・後編]●主な登場人物/湧太(元は漁師。人魚の肉を食べ、500年間不老不死のまま生き続けている)、真魚(まな。人魚の里で育てられた少女。いけにえにされる所を湧太に救われ一緒に旅をする。気が強い)●あらすじ/湧太が人魚の肉を口にしてから120年。元の体に戻るため、人魚を探す旅を続けていた湧太は、人魚の肉を売りにする見世物興行の親娘に出会う。その人魚は偽物だったが、人魚の肉を食べたという娘・なつめは、湧太と同様に傷がすぐに治ってしまう体を持っていた…(第1話)。●本編の特徴/表題作「夜叉の瞳」では、湧太が昔雇われていた屋敷に幽霊が出るという噂を聞き、真魚と共に確かめに行く。そこで出会ったのは、かつて姉と心中したはずの長男・新吾に良く似た男だった…。また「最期の顔」では、湧太たちが、海辺の街で傷がすぐに治るという粉薬を飲む少年・七生と知り合う。人魚の肉が招く不老不死にまつわる短編シリーズの第3集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
55
『人魚シリーズ』一気読み。おなじみのラブコメ風るーみっくもゆるくていいですが、人魚の肉を食べて不老不死になった(人によっては化け物になる)2人を主人公にしたシリアスなストーリー♪2014/09/21
眠る山猫屋
45
人魚の肉を食べて不死になってしまった者たちの哀しみ。誰一人として幸せになってない。この巻の不死者たちは、なんだかちょっと共感し難いな。2019/07/17
瑪瑙(サードニックス)
33
『舎利姫』真魚と出会う前の湧太。なつめが切ない。湧太についていきたかったのだろうなあ『夜叉の瞳前編・後編』湧太が昔使えたお屋敷の姉弟の悲しいお話。晶子と新吾。この最期で良かったのかな?『最後の顔前編・後編』息子をめぐる実の母親と義理の母親の争い。けれども実の母親がとった手段は好きになれない。子供を道連れにするのはおかしいと思うから。2022/04/03
Dai(ダイ)
19
完結となっているが、いくらでも続きそうな終わり方。続刊希望。2019/02/22
kei-zu
14
Kindleで積ん読になっていたシリーズを一気読み。「人魚の森」「人魚の傷」はA4サイズの単行本を持っていましたが本作は初読で、「舎利姫」は雑誌で読んで以来の再読。当時印象的だった描写は、記憶の奥に刻まれていることを確認しました。ロマンチックで切なく、魅惑的な本シリーズ、未読の方は、ぜひ読んで欲しい。2024/11/14