義珍の拳

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087747553
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

琉球古伝の「唐手」を極め、本土に「空手」を伝えた男。その名は、富名腰義珍。明治から昭和、激動の時代。伝説の空手家が駆けぬける。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年9月27日北海道生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。大学在学中の1978年、「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞し、作家デビュー。レコード会社勤務を経て、1982年、専業作家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

64

5
温故知新の意味をはじめて知った、かも。2016/05/16

tko

2
日本空手協会の創始者、私の空手の祖。YouTubedで見る氏のナイファンチは私の知っている鉄騎初段とは大分違っている。義珍が広めたかった沖縄空手が氏の思い通りにはいかなかった。嫌った組手試合も今では盛んだ。現師範からムチミ、チンクチ、ガマクの意味も教えてもらっていない。義珍の空手は引き継がれているのか? 義珍の師、糸洲安恒が言う「生きてるものは変わるんだよ。変わるのは今、活き活きと息づいている証拠だ」との言葉が印象的だ。義珍の「空手の稽古というのは、型に始まり型に終わるものだ」これは肝に銘じておこう。2018/10/01

mahalojuju

2
「師の責任というのは、本物を見せてやること。それだけです。」 自分の指導力、魅力、そして自分の指導しているものの魅力に行き詰っているときにたくさんの言葉を心に響かせてくれた一冊です。 今時の色々なことに納得できず立腹している自分。 だったら、自分をつらぬけばいい。今までの私が今までのままで指導してほしいから、私の指導枠時間にきてくれているのだと思うと胸がいっぱいになりました。この場を借りて、私の生徒さん、ありがとう! 2016/06/04

当破

2
これも以前から何度も読んでいる大好きな本。日本に一番最初に空手を持ち込んだ富名腰義珍先生の伝記です。内容は事実を元に書かれたフィクションなのでしょうが、僕は限りなく事実に近いと思っています。何故現在の空手が本来の姿とは似ても似つかぬ別物になってしまったのかが、この本を読めば全てわかります。戦争や時代、弟子たちに振り回された富名腰先生の生涯は涙無しでは読めません。2012/09/01

浮雲

2
真面目な唐手のストーリー。イチ押しです。ただ沖縄の人の名前や地名が覚え難い。親泊(おやどまり) 富名腰義珍(ふなこしぎちん) 幼名、亀寿(かめじゅ) 祖父、義福(ぎふく) 父、義枢(ぎすう)士族(サムレー) 悪ガキ、朝雄(アサオ)安里長吉(あさとちょうきち)安里安恒(あさとあんこう)唐手(トゥーディー) 親父(ターリー)私(ワン) おまえ(ヤー) 沖縄(ウチナー) 糸洲安恒(いとすあんこう)武士(プサー) 謝花(じゃばな)義英(ぎえい) 義雄(ぎゆう) 義豪(よしたけ) 本部朝基(もとぶちょうき)ザール「2011/12/04

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