そこに薔薇があった

そこに薔薇があった

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087744071
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

桜の花散る春、ひどく消耗なやりとりをへて離婚したばかりの26歳の服部正幸の前に、ふたりの女姓、17歳年上の叔母茜をふくめると3人の魅力的な女性が次々にあらわれる。はしゃぎすぎてはだめよ。女性がその気になったら、あなたなんかイチコロなんだから。茜の言葉は奇しくも不吉な予言となった。正幸のベランダからの転落死。それが、連綿と続く殺人事件の、ある“春の修羅”のはじまりだった―。全編にきわだつエロティシズム、サスペンスフルでシュールな味わい。打海ミステリの新境地。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

66
打海さん初読み。タイトルの美しさとは裏腹の怪しげな表紙。目次の軽い調子にページをめくっていくと、まず感じたのはホラー系?そしてみんな美しい女性といい関係を保ちながら堕ちていく。途中で「連続殺人事件?」という言葉が頭をかすめなかったのは何故だろう。打海さんの罠にはまってしまったのか?最後まで読んで初めて一つの物語だったとわかった。恋愛小説のようで、ホラーのようでミステリーのようで。さすが様々な賞を受賞している打海さん。一筋縄でいかない美しい作品を作り出す作家さんだ。他の作品も読んでみたい。ちょっと怖いけど。2012/12/27

はづき

1
ミステリーを期待した人、純愛を夢想した人、どちらも肩透かしかもしれませんが、打海さんらしい詩的な男女の展開からドーンと落とされる毎章の結末が最後の最後で活きて来る怖さがあって僕は楽しめました。きっとあのひと、あのひとの仲間ですよ....ボソ2014/08/26

kamakurasanma

1
やられた。こういうのをもう読めないかと思うと残念で仕方ない。2011/07/13

ゆう

1
短編集だと思っていたのに、まさか最後の物語で繋がるとは。最初に、あ!って思った瞬間気持ちよかった。2011/03/05

シナンジュ

0
ホラーかと思った。2014/11/01

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