蝉花

山上 龍彦【著】

集英社（1995/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 237p／高さ 20cm
• 商品コード 9784087741353
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tama]

図書館本　山上たつひこシリーズ読み　蝉花とは冬虫夏草のことだそうな　結構ハチャメチャな状況などあるのですが、「光る風」的暗さも持ち合わせている人というのを忘れてました。主人公の肝心なところで手を抜く苛立たしさ、性懲りなくちょっと逃げるところなど、イヤー―――な雰囲気が延々続きます。こんなにイライラさせられる小説ってある意味凄い。まだこの人の小説は読みたいわ。

2018/07/25

[南十字]

連続ドラマのような結構楽しめる内容でした。 で、ネットで作者を調べてみたら・・・ なんと！ かつて「がきデカ」で一世を風靡した漫画家の山上たつひこ氏ではないですか！ もう何十年も前のことですが「死刑」とか「八丈島のキョン」とかのギャグを思い出しましたよ。。 小説家になっていたんですね～。 この小説にも漫画的な部分が結構ありました。

2012/06/16