感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめ
25
今回が一番スリリングなサスペンスかもしれない。プルトニウムの缶詰は理論的にはやや無理がある気がするが、そこはそれ。それにしても、おばちゃまシリーズは時代を先取りしている、この本が書かれた1970年代にアラブ情勢を憂慮できた人がどれだけいるだろう。昔再放送のテレビシリーズで見たスパイ大作戦も悪者はほとんど共産主義国家群だった。何気にワールドワイドな視点が培えるエンターテイメント。2017/06/26
うみろー
19
このシリーズでもアルペンスパイはすごく好き。スイスのお金持ちクリニックに潜入し、プルトニウムを探せ。そこで、少々エキセントリックな子供ハフェズと出会う…。これにも書かれているが、危険を知ったときに行動できる人って本当に稀ということ。私自身も無理。きっと「そんなことは起きていない」と脳内が拒否するだろう。おばちゃまはどんどん行動していく。その気もち良さ。ワクワクしてしまう。是非!!のおすすめ本です。2014/09/10
七色一味
16
読破。再読です。いや~~『ローズ・マダー』が重厚だっただけに、このシリーズの軽さたるや雲泥の差です。前作からかなり間が空きましたが、今回は「カゼ」を治すためにアルプスの麓のホテルクリニックに赴くおばちゃま。まぁ、この人のことなので、周りの予定や腹づもりは全く無視して暴走しまくり、相変わらず窮地に陥っていきますが、そこはそれ、やっぱりおばちゃまです。今回も今後に重要な役割を担う青年と出会ったり、これまたちょっとしたお楽しみの「遠方のお友達」との出会いもあり、おばちゃま相変わらず最高です。(続く)2011/11/09
rokoroko
15
読み友さんがドロシーギルマンの本読んでらしたので家を探して再読。山までの電車で読む。スイスの高級療養所でなにか怪しい事が起こっているとの事でだれが見ても無害なおばちゃまが動員。またしてもたぐいまれな才能で事件解決。愛すべきおばちゃま。これでおばちゃまが天国に行った後勲章やら娘や息子が見つけたらどうするんだなどと考えてたら登山口についた・・2022/05/19
天晴
13
読む順番を間違えたかもしれません。最初戸惑いました。てっきりサイルスとのロマンス(笑)の続きが読めると思っていたので。それにブルガリアを国外追放されたって…。おばちゃまはヨーグルトの国に行ってないよね?とか、途中からは気にならなくなりましたけど。ロビンがカッコイイ☆おばちゃまの味方はみんなカッコイイですね!ハフェズも将来絶対イイ男になるだろうし。それにしてもインターポールの上をいくおばちゃま、すっかり一流のプロですね!2018/02/10