集英社文庫 幽霊なんかこわくない―ふぁん太爺さんほら吹き夜話

横田 順弥【著】

集英社（1987/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 266p
• 商品コード 9784087491814
• NDC分類 913.6

内容説明

「はい、今晩は！今夜もまたずいぶんわしの話を聞きにおあつまりじゃのう」未来、未来を飛び回るご存知、ふぁん太爺さんが〈そっくり山双生寺〉の住職だった頃、寺に出る幽霊と対決。ギャグとごろ合せを駆使して大あばれの表題作。宇宙親善野球の選手時代に病弱な少年と交わした約束を描く「誓いのホームラン」。奇想天外で夢と冒険にあふれる１２夜話。オリジナル連作小説。

目次

昔話　ツナの恩返し
実録　ＵＦＯ奇譚
童話　マージャン国のふぁん太
夢譚　ニセ札ものがたり
秘聞　亜弗利加大探険
怪談　幽霊なんかこわくない
　新説　電気鋸の恩返し
戯作　名探偵登場
笑話　異星の客
秘史　ある愛の詩
実記　宇宙船〈八百安号〉の冒険
哀話　誓いのホームラン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カニック]

ホラ話+ダジャレのオンパレード。ダジャレ好きの人にはヨダレが出るほどオイシイ作品で声を出して笑えます。ダジャレが嫌いな人は回避しましょう！

2020/07/17

[冬至楼均]

以前に書いていた”ネタ”をきっちり形にしているところが凄い。

2015/06/10

[ポペスコ]

ふぁん太じいさんの若かりし頃の思い出忌憚。 といっても、すべてがほら話でオチはダジャレ。 漁師に助けられたマグロが恩返しに訪れる「ツナの恩返し」 電気のこぎり型チェンソー人が恩返しをするチェンソーの恩返しなど。

2011/02/12