出版社内容情報
2027年大河ドラマの主人公・小栗上野介。幕末に重要奉行を歴任、改革を敢行しながらも幕府に殉じた彼の悲劇の生涯を描く、長編。
【目次】
内容説明
「いまの徳川幕府の体制では、絶対にこの国難を切り抜けることはできない」1853年、ペリー来航で揺らぐ幕末。徳川武士の小栗上野介は、近代化こそが日本の生きる道と信じ、遣米使節団の一員として渡航する。目的は、不平等条約の是正と西洋文明を学ぶこと。だが、彼を待ち受けていたのは―。小栗上野介を通して幕末史の裏側に迫る長編。理解度を高める「年譜」、木内昇による「鑑賞」も収録する。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年10月、東京生まれ。44年海軍土浦航空隊に入隊するが、翌年に終戦。戦後は、東京都庁に勤務し、知事秘書、政策室長などを歴任する。退庁後は歴史小説やエッセイを執筆。2024年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
86
2000年当時に新聞に連載され、その後文庫本などにされたものが新刊として再刊されました。2027年にNHK大河ドラマで松坂桃李主演で放映されるからなのかもしれません。この主人公については名前と埋蔵金がらみの話しか知らなかったので楽しめます。上巻は徳川慶喜に嫌われて江戸から退出するところから始まり、若いころの渡米経験などが記されています。かなり頭が切れたようです。上下巻ともに、木内昇さんの「鑑賞」が収められています。2025/09/04
てぃと
7
タイトルの通り、幕末の幕府方重要人物としてドラマや小説に度々登場する小栗上野介を主人公とした小説です。ここで描かれる小栗上野介は、「とにかく頑固で頭が切れる!」というもので、これはまさに井伊直弼に見初められて頭角を現した小栗の真骨頂とも言えるものなのでしょうね。渡米の際のアメリカとの通貨交渉の様子をもっと詳しく描いて欲しかった感はありますが、帰国後の戊辰戦争へ続く激動の時代を経た小栗の生涯がどのように描かれるか.......下巻へ!2026/03/22
ハナ
1
2027年の大河ドラマの主人公になるそうで予習の為に。 小栗…聞いたことある名前、と思ったら木内さんの「万波を翔る」に登場してたので興味を持ちました。 幕府側、新政府側 どちらの正義もあり難しいとこですが、日本の未来に真摯に向き合ったかっこいい漢には違いないと思いました。今の日本にこの人がいてくれたらなぁ。2026/04/13
ケイチーン
1
幕末を描いた多くの小説で幕府側のキーパーソンとしてしばしば登場する小栗上野介が主人公。徳川家への三河以来の強い忠誠心を持つ一方で、日本人としての矜持と欧米の組織体制や技術の導入を考えた人物であったようだ。司馬遼太郎は小栗を「明治の父」と呼んだ。勝てば官軍というお決まりのストーリーと違って、政局の裏側から見た動きを中心に上巻は進行する。 2027年のNHK大河ドラマは「逆賊の幕臣」として小栗上野介を描くということなので、読んでみることにした。下巻からはもっと劇的な進行になるのだろうか。2026/02/14




