内容説明
史上最強のジャズ・レーベル、ブルーノート。そこには、創設者アルフレッド・ライオンの美学が貫かれた二つの傑作シリーズがある。1500番台と4001~4100番の、それぞれ約一〇〇枚だ。1500番台の名盤を個人全解説した著者が満を持して4000番台の名盤に挑戦。4001のソニー・ロリンズから、4100のジミー・スミスまで、珠玉の演奏を超解説する。
目次
ブルーノート“4000番台”物語
超ブルーノート入門完結編―4000番台の至福(ニュークス・タイム/ソニー・ロリンズ;ハウス・パーティー/ジミー・スミス;モーニン/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ;ホリデイ・フォー・スキンズVOL.1/アート・ブレイキー;ホリデイ・フォー・スキンズVOL.2/アート・ブレイキー;ブルース・イン・トリニティ/ディジー・リース;オフ・トゥ・ザ・レイシズ/ドナルド・バード;フィンガー・ポッピン/ホレス・シルヴァー;ザ・シーン・チェンジズ/ジ・アメイジング・バド・パウエルVOL.5;ウォーキン・アンド・トーキン/ベニー・グリーン ほか)
著者等紹介
中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年大阪府生まれ。「スイングジャーナル」編集長を経て文筆業に
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感想・レビュー
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kinkin
10
ブルーノートは好きでよく聴いたし今もよく聴く。ただ著者の書く文体はいつもクセがあり、私とはどうも相性が悪いようだ・・・・当時の読書メモから2012/01/16
Yuichi Tomita
5
故中山氏によるブルーノート4000番台の解説(?)本。ブルーノートには確かに魔法がかかっているとしか言いようのないアルバムがいくつもあって、それはアルフレッド・ライオンによる所も大きいのだろう。はっきり言ってディスクレビューではなく4000番台をひとつのストーリーと見立てた独自の本なのだが、それが良い。それで良い。中身は聴けば分かるもの。2020/02/28
ゆたか
3
前作『超ブルーノート入門』の続き。前作と本書を読んで、手っ取り早く(はないかな?)50~60年代のジャズの変遷を知りたければブルーノート1500番台、4000番台を順に聞き込んでいけばよいのだな、という目星がついた。2018/04/29
takao
2
ふむ2022/10/30
tjZero
1
ジャズの名門レーベル”ブルーノート”の4000番台の100枚弱を紹介した1冊。’50年代の作品が主だった1500番台は、管楽器入りのオーソドックスなハードバップが大半だった。’60年代に差し掛かる4000番台には、ピアノ・トリオ、オルガンやギターの入ったコンボ…などなど多様なフォーマットのアルバムが目立ってくる。”JAZZ”という言葉は、元々”なんでもあり”という意味だったというから、発展しながら原点回帰してきたほぼ100枚。2020/11/17