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内容説明
虎ノ介たちが、ハムルを遣い、起こした騒動―ホテル・ファーイースタンの怪事件は二人と三頭の死で、世間的に終止符がうたれた。しかし、動物の検死を受け持った立花美笛は、虎の死に疑問を抱く。その虎は、事件以前に死んでいたと、DNA鑑定でわかったのだ。それをホテルの支配人に話した美笛は、命を狙われることになる。だが、そのことを危惧していた虎ノ介に、彼女は助けられて…。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年、熊本県生まれ。88年に『銀河英雄伝説』で星雲賞長篇部門を受賞。歴史とSFや伝奇が融合したベストセラー『銀河英雄伝説』『創竜伝』シリーズほか、中国歴史長篇の『風よ、万里を翔けよ』『海繍』など、数多くのヒット作品を送り出している
霜越かほる[シモゴエカホル]
『高天原なリアル』で’99年度ロマン大賞入選。著作に『高天原なリアル』(スーパーファンタジー文庫)、『双色の瞳1・2』『ヴァージン・ブラッディ』(スーパーダッシュ文庫)がある
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感想・レビュー
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お腹ボン!
6
表紙を飾るアリョーシャ君、当初かなりやばい感じだったけど、子供にめちゃくちゃ優しい元工作員で最強の羆、早めに仲間になってて良かった~、頼りになるしね。今回登場の動物行動学を学ぶ美笛さん、優秀過ぎるが故に何だかんだで巻き込まれてしまう。が、心強い味方になってくれた。題名に”逃亡編”とあるように、伯爵の追手から逃れる生活で、虎ノ助の妹風子ちゃんは小4だし美笛さんはハムランムルじゃないし、仲間は多い方がいいけど守るものが増えるとこの先不安。2017/04/19
Humbaba
3
強い力というのは,良いことばかりではない.強ければ強いほど制御は困難になり,そして制御に失敗した時の被害は大きくなる.自分が傷つくだけであればまだ良いが,強大な力は得てして大切な人を傷つけてしあう可能性が高い.2013/02/01
二分五厘
0
2002.3.3