内容説明
新宿で発見された少女三人の死体は、血を抜き取られ、バラバラに継ぎ合わされていた。同様の事件は日本各地でも起こっていた。少女たちの間で密かに流行する「ゾディアック・カード」との関連は?魔人シリウス復活の予感に、伊集院大介は戦慄する。宿敵との最後の闘いが始まった。全6巻シリーズ第1弾。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年、中島梓として「文学の輪郭」で群像新人賞受賞、文芸評論家としてデビュー。翌年「栗本薫」クン登場の「ぼくらの時代」で第24回江戸川乱歩賞、’81年「絃の聖域」で第2回吉川英治文学新人賞受賞。以降、ミステリ、SF、時代、伝奇小説、ミュージカル脚本、演出など幅広く活躍。著書に「グイン・サーガ」シリーズ、伊集院大介シリーズ、「魔界水滸伝」など多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
16
前半は登場人物たちの紹介といった感じの流れ。事件の展開が凄いな~。ちょっと刺激が強すぎる感じがある。まだまだ事件の序盤(笑)同じワトスン役なのに伊庭くんの扱いがちょっと可哀想だな~(笑)2013/04/18
kagetrasama-aoi(葵・橘)
6
伊集院大介シリーズの第十五作目の第一巻。「新・」は竜崎晶くんの一人称のお話だったんですが、「真・」は同じ時系列が三人称で語られています。「新・」の下巻があの衝撃的な終わりだったので、その続きが気になって読み始めたんですが……。(そういう意味ではちょっと拍子抜けしましたが。)でも所謂”エルミア王女殺人事件”は解決しましたが、”ビッグ・アップル・ヴァンパイア&トーキョー・ヴァンパイア事件”は未解決。視点を変えて事件が語られていくのが興味深いです。2017/03/31
kaizen@名古屋de朝活読書会
5
ちょうど100ページのところで, 伊集院大介のワトソン役(聞き手、語り部)の3人げ勢揃いします。 初代 森かおる 2代目 伊庭緑郎 3代目 滝澤稔(アトム) ほかにも,豪華 登場人物で これまでのお話の総決算のようなシリーズになります。 殺人事件は凄惨ですが,伊集院大介と滝沢稔の透明感のある性格は保持されています。2011/06/13
ホームズ
4
前半は登場人物たちの紹介といった感じの流れ。事件の展開が凄いな~。ちょっと刺激が強すぎる感じがある。まだまだ事件の序盤(笑)同じワトスン役なのに伊庭くんの扱いがちょっと可哀想だな~(笑) 2000/06/21
kottono
3
シリウスでもあり刀根でもあるものが現れるのか…。伊集院さんから見た晶タソの雰囲気の説明が凄いですね…(美少年)。伊集院さんが進歩していく時代やITに適応していこうとする姿が微笑ましい。天狼星シリーズはやっぱりゾディアックが一番好きだなぁ。2013/09/03