俺たちの宝島

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062133029
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

感覚を研ぎすませ!前提を疑え!そこは“信じない者”だけがたどりつける楽園―。ゴミの島で生まれ、感覚だけを頼りに成長した少年たちの冒険が、いま幕を開ける。

著者等紹介

渡辺球[ワタナベキュウ]
1967年、千葉県生まれ。学習院大学卒業。2003年に『象の棲む街』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。『俺たちの宝島』が受賞第一作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsushi Takebe

5
第7回酒飲み書店員大賞作品 舞台は現代の東京だが、不法投棄されたゴミの山で暮らす少年達の話。 この手の世界観はあまり好きではない。 2016/11/03

asa.com

4
ゴミの島でゴミの宝を食料と引き換えにし暮す少年たち。彼らなりのルールがあり、能力によらない共同生活。そこに、犬井という大人が現れ、「子犬」と呼ばれる子どもたちを使い組織的に宝漁りを始める。カネの価値さえ知らない彼ら。しかし自由できままな暮らし。本当、使い切れないほどのカネをどうするのかと思いますね。最近特に。簡単な経済論も盛り込まれています。環境や未来の子どもたち。ノラ、好きです。がつがつしているのに清潔で。

siopop

4
こういう本もファンタジーに入るのでしょうか? 近未来のようなかなり現実の世界に近いけど、まだ実現していない世界そんな世界のゴミの山で暮らす少年達の物語でした。物語は3部構成になっていて、最初の一編はゴミの山で暮らす1人の少年目線。2編目はゴミの山へ不法投棄のゴミを持ち込むトラックの運転手の目線。最後の作品には1編目と同じくゴミの山で暮らす少年目線ながら主義の違う少年の目線で書かれていました。 視点が変わると以前にもっていた登場人物への思いも変わり、少し変わった気分を味わえました。2012/01/25

Chika

4
鉄夫を始め、ゴミの島で生活している仲間たちが『カネ』に執着しないところ、本土の人間が『カネ』がいかに便利で素晴らしいものか、いくら説得しても結局はそれに靡かないところが、とっても小気味良い。個人的には「千年も、万年も」が一番、好きです。2006/11/09

ダル

3
ゴミ山で暮らす子供たちの世界。それを悪用する大人(性悪堂には笑った)だったり彼らから見る外の世界、お金の価値などいろんなテーマがありおもしろかった。最後ちょっとうるっときてしまった、みんな幸せになってほしい2015/04/14

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