吾輩はがんである

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062115612
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

5年生存率15%の末期がんを、ファイティング・スピリットで克服!落語家として、父として、夫として、刻み続けた5年間の心の軌跡。

目次

第1章 列島をゆけばうれしや人の味(百三十日、三〇〇〇キロの日本列島徒歩縦断;がん告知受け一世一代の大勝負 ほか)
第2章 八方やぶれの放蕩時代(がんに感謝!?;十五歳で松鶴師匠に弟子入り ほか)
第3章 新生・小松「がん克服」への挑戦(新たな目標;一席だけの独演会を目標に ほか)
第4章 みんなに支えられて(家族に宛てた手紙;手術室で流した涙 ほか)
第5章 対談 がんには「笑い」が効きまっせ(伊丹仁朗先生・笑福亭小松)(伊丹スマイルは最高の薬;心理療法の効果を実証した日本列島徒歩縦断 ほか)

著者等紹介

笑福亭小松[ショウフクテイコマツ]
1957年、滋賀県草津市に生まれる。本名夏川鴈二郎。草津中学卒業後、十五歳で六代目笑福亭松鶴(故人)に入門。1996年12月、進行性胃がん(ステージ3b)と診断され、翌年一月、胃とひ臓を全摘出、すい臓の二分の一摘出手術を受けた。手術後「がん告知」を受ける。「五年生存率一五%」という絶望と自棄の境地を経て一念発起し、日本列島徒歩縦断(三〇〇〇キロ)を決意。98年2月17日鹿児島県庁前を一人で出発。百三十日後の6月26日札幌市の北海道庁前に無事ゴールインした。旅の途上、日本各地で行った「がん克服落語会」は全国的な話題を呼び起こし、がんを体験した多くの人々に勇気と感動を与えた。その後、独演会にも挑戦、「小松のらくだ」の話芸で平成12年度芸術祭優秀賞(演芸部門)を受賞した。また、ニュージーランドで英語落語にも挑戦、2002年4月より奈良県立高田高校定時制に入学。一方で、岡山大学非常勤講師も務めるなど、落語や講演会のほか新聞のコラム執筆など多方面で活躍中である
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感想・レビュー

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kera1019

3
放蕩無頼のあげく胃ガンで手術した後、日本列島徒歩縦断、「小松のらくだ」での文化庁芸術祭優秀賞受賞、五年生存率のラインを突破、定時制高校入学、岡山大学非常勤講師拝命、日本列島徒歩縦断の後には当時の外務大臣、小渕恵三さんからも手紙を貰ったりと順調にいってたのにこの本の後のことを思うと胸が痛みます… この本で2人の子供に対する愛着も語ってただけに残念です。とは言え現在も夏川鴈二郎として肺ガンと闘いながらの落語を続けられてるとの事。また這い上がってくるのを期待します。2014/03/04

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