内容説明
青い大空に白い雲が湧く。ラベンダーやポピーの花が咲ききそい、麦の穂波がゆれる。限りなく続く美瑛周辺の丘陵を舞台に、爽やかな北の夏を謳いあげた珠玉のフォト・ポエム。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
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何もない大空に夏雲が湧いている。青い風は草木を揺らし、丘の向こうへ流れていく。私はここにいる。遥か十勝連峰には雪渓の道が幾筋も通る。短い夏、その脇には涼やかな小花が静かに咲いているのだろう。白樺林の小径を抜けると、そこは地上の楽園。一面にそよぐラベンダー、麦やじゃがいものパッチワーク、大根の白花、香り立つ畑が夕暮れを迎える。ときを忘れ、ただ景色に染まりたい。雲を追い、ただ風を見つめていたい。若葉は深緑となり、花散る頃に豊穣の秋。この大地のおかげで私たちは生きている。北海道央丘陵地帯、前田真三さんの写真集。2023/08/11
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